iPhoneのフロントパネルは、大きく分けて4種類に分類することが出来ます。

・互換(コピー)パネル

・インセルパネル

・再生パネル

・純正パネル

このページでは、それぞれのパネルの特徴について、簡単に解説しております。

参考にして頂けますと幸いでございます。


互換(コピー)パネル

民間の製造業者がいちから組み立てて製作したパネル。

一般的に、純正と比べて、低品質です。

民間の修理店で1番流通しているのはこのパネルなので、「非正規店で画面交換すると、画面の品質が落ちる・壊れやすい」と思っている一般の方も少なくありません。

具体的にどう低品質なのか?は、こちらのページ↓で解説しておりますので、詳細はこちらをご覧ください。

https://iphone-terminal.com/iterminal-copy-original-screen


ただ、コピーパネルを使用すれば、安価に修理できるため、品質は落ちるものの、高い需要があり、非正規店では重宝されています。

民間での修理の際、店側から何の説明も受けなければ、このパネルが取り付けられる可能性が高いです。
それをよく覚えておいてください。


インセルパネル

インセルパネルは、従来の互換(コピー)パネルの、

・画面が暗い(輝度が低い)
・色味が悪い(青いものが多い)

という特徴を改善し、より明るく色味も純正に近付けた互換(コピー)パネル。

インセルパネルは、輝度や色合いは純正に非常に近いのですが、タッチの感度が劣ります。(悪い)

”従来のコピーパネル以上純正パネル以下”と考えていただくと、分かりやすいと思います。

また、インセルパネルにはTrueToneを書き込むことができるため、民間の修理店では、iPhone8以降の機種には、インセルパネルを使用していることも多いようです。


再生パネル

割れた純正のフロントパネルのガラス部分を剥がして、綺麗に修復したもの

液晶部分が純正なので、タッチ操作の感度が維持できるというメリットはあるが、修復技術に大きなバラつきがあり、輝度(明るさ)・画質・耐久性等の品質が安定していない。

そのため、純正と同等の品質を持つものから、低品質なものまで、多種多様な再生パネルが出回っています。

品質はパネルによって大きく幅があるため、「液晶面が純正だから品質が良い」とは言えないのが難しいところです。

当社では、上記の記事のようなことが起きないように、専任の技術者が1枚1枚パネルを精査しております。

そのため、当社での画面交換後は、品質を落とさず、長く快適にご使用いただけます。


純正パネル

Appleオリジナルの純正パネル。

文字通り、「純正」のフロントパネル。

Appleが管理しているパネルですので、正規店か正規代理店でしか手に入りません。


まとめ

簡単にではございますが、一般的に出回っているフロントパネルのご説明を致しました。

一般的に、

品質としては、純正>再生>インセル>コピー

安さとしては、コピー>インセル>再生>純正

となりますので、フロントパネルの価格と品質は比例しているというのが現状です。

厳密に言うと、パネルの種類はもう少し細かく分類できるのですが、分かりやすさを最優先するために、当社ではこの4つに絞りました。

ちなみに、再生パネルについても、純正から見ると「互換パネル」になりますが、こちらは差別化のために「再生パネル」という呼び方にしているのだと思います。

それぞれメリット・デメリットがございますので、自分の好みや予算に応じて、賢くパネルを選びたいですね。

皆様のご参考になりましたら幸いです。