先日、後楽園店をご利用いただきましたお客様のご修理事例をご紹介させていただきます!

お客様ご利用誠にありがとうございました^^

本日の機種はiPhone6です。

実は今回のお客様、今年の2月にご利用くださっており、ご修理事例にもご紹介させていただいておりました。

【iPhone6】ホームボタンケーブル断線+αー2019年2月13日

先日再度「またホームボタンが効かなくなってしまったので見て欲しい」というご連絡をいただきまして、端末を拝見致しました。

 

前回のご修理時には、ご修理事例でご紹介させていただいている通り、取り付けられてあったコピーパネルのホームボタン部分の厚みが原因となり、ケーブルにたわみが無くなってしまったところに負荷がかかってケーブルが切れてしまっていたという状態でした。

ですが、今回はバッテリーが原因となり、結果的にホームボタン自身が故障してしまっていました。

前回のご修理時、既にバッテリーの状態もあまり良くありませんでした。

数ヶ月前に非正規店で交換したとのことでしたが、すでに明らかに劣化している兆候が見受けられました。

それが今回、さらにその劣化が進んで膨張しておりました。

 

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1つ豆知識。

今回取り付けてあったバッテリーはAppleマークが消してあった跡が見られたので(白くなっている部分)おそらく劣化した純正のバッテリーを再生させたものだと思います。(私の予想です。違うかもしれません。)

現在、バッテリーの消耗状況が設定から見られるようになったため、それに対応させるためにもこの再生バッテリーって便利なんだと思います。

しかし、この再生バッテリーは私たちの経験上、耐久性がすごく低いものが多いです。

私も一時期取り扱っていたことがあるのですが、劣化が非常に早く、保証期間内に膨張や故障で戻ってきてしまうことが多かったため(保証期間6ヶ月だった当時)、今では絶対に使わないバッテリーの1つになりました。

耐久性の高い再生バッテリーもあるのかもしれないのですが、少なくとも私はほとんど見たことがないので、修理店で使っている人がいたら変更することをお勧めします。

 

今回のお客様は今年の2月にホームボタン故障でご修理を依頼してくださったのですが、そもそも故障した原因はコピーパネルでした。

ホームボタンはホームボタン自身の上に銀のプレートを取り付けて動かないようにするのですが、コピーパネルの厚みのせいで完全にネジを締めてしまうと、ホームボタンがカチカチしなくなる状態だったため、前回の修理ではこの銀のプレートのネジを緩めざるを得ませんでした。

 

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ホームボタンがしっかりカチカチするように調整してネジを止めたのですが、お客様が端末を使用している間にこのネジがさらに緩んでしまい、この日見たらネジとプレートが中で完全に取れてしまっていました。

しかし、普通はこの銀のプレートが取れてしまうことはあっても、ホームボタンが故障してしまうことはまずありません。

このネジとプレートが中で外れてしまっても、画面がしっかりと閉まっていればホームボタンは普通に使えてしまうからです。

では、なぜ今回ホームボタンが壊れてしまったのかというと、バッテリーが膨張してしまったからです。

バッテリーが膨張し画面を押し上げてしまうと、画面と本体の間に隙間が出来ます。

隙間ができるとホームボタンは画面から離れて中に陥没する状態になるのですが、その状態でホームボタンを押そう、または押しているとさらにホームボタンケーブルに負荷がかかります。

今回は前回取り付けたホームボタンのケーブルが変に伸びてしまっていました。

それが今回またホームボタンが故障してしまった原因と断定致しました。

 

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元々粗悪なコピーパネルが取り付けてなければ、ちゃんと修理していればホームボタンは壊れなくて済んだでしょう。

また、バッテリーに関しても状態の良いものを出してもらっていれば、まだしばらくは膨張することもなくちゃんと使えた上に、ホームボタンケーブルが故障することもなかったでしょう。

そしてさらに。

コピーパネルも割れてしまっておりました。

これもバッテリー膨張が遠因になっていると思います。

コピーパネルはそもそも強度が弱く壊れやすいという特徴がありますが、さらに今回のように画面と本体の間に隙間が出来ていると、フロントパネルは何も守られていない状態になるので、ちょっとした衝撃で画面割れや液晶故障が起きてしまいます。

(実際に取り付けられてあったパネル)

 

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では、恒例の「うちの液晶が純正のパネルと比べてどれくらい違うのか?」ショー!

iPhone6の液晶純正パネルのブラックが在庫切れなので、本日はホワイトで比べます。

 

 

 

最初からきちんと液晶純正パネルで直し、バッテリーも状態の良いものを取り付けてもらえていれば、こんなに何度も何度も修理する必要もなく、その分お金も節約出来ていたと思います。

さらに今回のお客様が不運なのは、過去2回の画面の修理の際に自分でコピーパネルを選んだわけではないことです。

自分で望んだわけではなく、修理に行ったら勝手にコピーパネルが取り付けられていたとのことで、前回の修理時に私に指摘されて初めて「コピーパネル」という存在を知ったとのことでした。

バッテリーに関しては不運だったということしかないと思いますが、いずれにしましても過去3回の修理(画面2回、バッテリー1回)ですべて粗悪店に行き、粗悪なパーツを使用されてしまったことがここまで何度も修理が必要になった原因です。

今回、液晶純正パネルをお選びになったのですが、今回のようなお客様はおそらく初めから知っていればコピーパネルは選ばなかったと思います。

そうすれば、ここまで何度も修理が必要になることもないように思いました。

これなら初めからAppleに直接修理を依頼していた方がはるかに安く安全に修理できておりました。

過去の修理はハッキリ言って無意味です。

 

私たち非正規店は手で修理するので修理の失敗や意図せぬ不具合などは、仕方のないことかもしれません。

絶対に起きないように細心の注意を払わなければいけませんが、どんなに気をつけていても完全に0にすることはできないでしょう。

ある意味で防ぎようのない事故です。

しかし、お客様にコピーパネルを「黙って」取り付けることや、状態の悪いバッテリーを取り付けるというようなことは、故意の詐欺です。

こんなことは気をつけることでもなく、自分の意思で「やらない」選択ができます。

まだまだ多くの非正規店がお客様にコピーパネルを黙って取り付けている現状があり、それがこの業界では常識となってしまっております。

そのために、非正規店の多くはコピーパネル擁護派ですが、今回のご修理事例をご覧になれば分かる通り、互換品というのはあくまでも互換品であり、様々な二次被害を引き起こす可能性を秘めています。

どんなに「見た目のいい」コピーパネルと言えども、プロとしてコピーパネルを擁護することは間違っていると、私は思います。

一般の方が「コピーパネルでも純正とそんなに変わらないね!」というのと、修理店が言うのでは意味が全く異なってきます。

私は基本的にコピーパネルを擁護している修理店は論外だと思っています。

「もう皆さん、しばらく使うならちゃんと直しましょうよ。」というのが私の最近の気持ちですかね。

 

今回は液晶純正パネル、バッテリー交換をしていただきましたので、ホームボタンはサービスで交換致しました。

本来は保証対象外の状況なんですが、ホームボタンまで入れると修理料金も嵩んでしまうため、今回は特別に無料にて交換致しました。

今回、しっかりと直して使用上の注意点などもご指導致しましたので、普通に使っていただければ2年くらいは修理の必要はなくなると思います。

粗悪店、または粗悪パーツで修理すると、のちのちこんなにも修理の必要が出てくる可能性があるという良い例だと思い、今回はご紹介させていただきました。

「安い」ということの意味をいま一度よく考えてみてください。

そして、まだまだコピーパネルを勝手に取り付けられている例が後を絶ちませんので、非正規店でのご修理時にはくれぐれもお気をつけを。

では、当該のお客様、ご利用誠にありがとうございました^^

 

 

 

 

 

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