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少し前に大阪の方からこんな相談をいただきました。

「iPhoneSEを使用しています。明るさの自動調節の項目が無くて使えないのですが、直すことはできますか?

修理歴は以前、近所の非正規店に画面交換の修理に出したことがあります。」

とのご相談でした。

明るさの自動調節は、設定→一般→アクセシビリティ→ディスプレイ調整の中にあります。

当時は私たち自身、この明るさの自動調整の項目が“無い”という端末を見たことがなく、このご要望にお応えすることができませんでした。

 

修理時、明るさの自動調節が動かない、機能が壊れている端末は時々見たことがあったのですが、項目自体が無いというのは見たことがなかったんですね。

というか、そもそも、正直、この項目があるかどうかまではあまり気にしていませんでした。

明るさの自動調節の機能が正常かどうかのチェックは、コントロールセンターでしていたからです。

端末に光を当ててこのバーが動かなければ、設定から自動調節の項目がオンになっているかどうかを確認しますが、動かないことなんてまず無いので、設定まで見ることはほとんどなかったんですね。

ですので、この時には「明るさの自動調節の項目が無い端末を見たことがなくて分からないので、Appleにご相談ください。」というお応えをさせていただきました。

 

iphone7

  

この質問をいただいてからというもの、点検のチェック項目に「明るさの自動調節の項目」という欄を増やして、全機種チェックするようにしたところ、時々、この大阪の方のように項目が消えている端末があることに気付きました。

あるものとないものを比べます。

(左が無い、右がある)

私たちも最初はどうしてあるものとないものがあるのか分かりませんでした。

当時は理由が分からなかったので、簡単に「基盤故障」という結論を出していました。

しかし、師匠が修理をしたり復元をしたり、いろいろと試行錯誤を繰り返していく中で、この項目が消える理由と復活させる方法を発見しました。

 

iphone7

 

 まず、その理由。

この「明るさの自動調節」の機能というのは、センサーケーブルというパーツの赤丸の部分が司っています。

 

censorcable

 

ここが故障すると、明るさの自動調節が動かなくなります。

そして、明るさの自動調節が壊れた近接センサーを付けぱなっしにして使用していると、いつの間にかオン・オフを切り替える項目が無くなるということが分かったんです。

いつ消えるのかというのは正確な日数は分かりません。

 

師匠がなぜこのことに気付いたのかというと、うちのコピーパネルの取り付けてある端末が原因です。

うちは画面交換において、コピーパネルと液晶純正パネルを分けてお客様に選んでいただくメニュー構成のため、常にコピーパネルの取り付けてある見本を店頭に置いています。

それにはパネルのみしか取り付けていないので、センサーケーブルは無い状態なんですね。

ふと、この端末の明るさの自動調節を確認したところ、上の写真の状態のように項目が無くなっていることに気付いたことが、理由を発見した原因とのことです。

 

ですので、ご相談してくださった大阪の方のiPhoneSEにおいて「明るさの自動調節」の項目が無くなっていたのは、環境光センサーの壊れているセンサーケーブルがしばらく付けてあったことが原因ではないかという結論に達しました。

鍵は「非正規店で画面交換したことがある」という一文ですかね。

当社ホームページのセンサーケーブルの機能紹介の欄をご覧ください。

 

 

日本の非正規店ではこの環境光センサーの搭載されていない「コピーケーブル」が出回っているため、全国のユーザーから当社へ"非正規店でセンサーケーブルを交換したら環境光センサーが使用できなくなった”というご相談が届いております。

 

 

この大阪の方のケースの場合、非正規店に修理に出してセンサーケーブルを交換した際、新しいセンサーケーブルには環境光センサーが搭載されていなかったために、そのあとしばらくしてから項目が消失してしまった可能性があります。

正直、環境光センサーの機能までしっかりとチェックして出している修理店って数少ないと思うんですよね。

だから、修理後に明るさの自動調節が使えなくなってしまっても、修理店側も気付いていないケースが大半だと思います。

ただこの大阪の方の場合には、上記のお問い合わせ以上の内容は聞いていないので、修理店側が原因となっているのかとどうかは私自身は断言できません。

もちろん、修理後にこの機能が自然と壊れてしまった可能性、もしくは修理以前から壊れていた可能性も大いにあるからです。

一概に修理店側が悪いというのは私自身は断言できませんが、そういう可能性もあるということだけは触れておこうかと思います。

 

さて、原因は分かりました。

では、どうやってこの項目を復活させればいいのでしょうか?

方法は1つだけあります。

“環境光センサーが正常に動くセンサーケーブルを取り付けて復元すること”です。

これで項目は元に戻ります。

師匠が複数の端末で復元してみたところ、すべて戻せたので、おそらくどの端末でも戻せる(直せる)と思います。

ですので、現在、明るさの自動調節の項目が消失してしまいお困りの方は、非正規店で環境光センサーが正常に動くセンサーケーブルを取り付けてもらってください。

そして、復元すれば元に戻ります。

ただ、上記に記載したように、非正規店によってはコピーケーブルを使用しているために、環境光センサーが搭載されていないものがあります。

そういうところでセンサーケーブルを交換しても無意味ですので、その点はちゃんと店に聞いてから修理に出してください。

ちなみに、正規店ではこんなことはまずやってくれませんので、おそらく本体交換の措置になります。

もしかするとやってくれるところもあるかもしれませんので聞いてみる分にはいいと思いますが、たぶんやってくれません。(もしやってくれたら、すみません。私自身は未確認です。)

 

現在お困りの方の参考になりましたら幸いです^^

ちなみに、うちでは環境光センサーの搭載されているセンサーケーブルを取り扱っていますが、復元はやっておりません。

ですので、センサーケーブルを取り付けることは可能ですが、復元はご自身でやっていただいておりますので、あらかじめご了承ください。

 

※令和1年9月7日追記:

明るさの自動調節を復活させる修理は、現在は復元まで行い、初期化した状態でのお返しとさせていただいております。

ご修理料金は、センサーケーブルの交換と復元で9,980円(税込)となります。

なお、この修理は復元時に初期化しますので、ご修理前にiPhoneを探すをオフにして頂く必要があります。

ご確認の上、ご依頼をお願い致します。

なお、万が一、復元後明るさの自動調節の項目が戻らなかった場合、誠に恐縮ですが、当店ではご修理不可としてお返しさせていただきます。

この場合、費用はいただいておりません。

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