昨日は、私がiPhone修理店を開業するまでのいきさつをお話しました^^

自分で書いていて当時のことをとても懐かしく感じ、結構感傷的な気持ちになりました。笑

たまには振り返るのも面白いものですね。

今日は先日の続きです。

「iPhone修理店を始めて、なぜここまで続けて来たのか?」

今日はそこを深く掘り下げていこうと思います。

ご興味のある方はまたお付き合いください^^

 

先日の記事の中で、私がこの仕事を始めたのは「さくっと稼いで早くベトナムに行くため」というのが第一理由だったということを書きました。

しかし、続けていくうちに、だいぶ状況も目標も変わってきて、今はベトナム行きはもうしばらく先だなと思っています。

そもそも、なぜ続けているのか?というよりも、続けさせていただけている環境に心から感謝しています。

店舗運営はお金が無くなればそこで終わりです。

どんなに続けたくても、金銭的な理由で続けられない人が五万といます。

そんな現実の中で、私にはお客様がいて、師匠がいて、父がいて。

支えてくださる皆さんのおかげで成り立っていることに日々感謝しております。

それだけは本当にいつも忘れないでいようと心に刻んでいます。

では、話を戻しますね。

 

ほとんど未経験のままこの商売を始めた私がなぜここまで続けてきた(続けて来られた)のかというと、ひとつは「引くに引けなくなった」です。笑

始めた頃はほとんど修理の経験が無かったので、本当に大変で苦痛で、いつも「何で始めてしまったのだろう」と思っていました。

「想像していたのと違う」わけだったんですね。笑

この仕事って、まぁ正直、世間からナメられているわけですよ。

「誰でもできるんでしょ?」って。

今じゃそこら中に店がありますからね。

当時の私もそのひとりだったので、世間の気持ちは手に取るように分かります。

で、じゃあ、実際にやってみてどうだったか?

それはそれはもう大変でしたよ。笑

まぁそんなもんですよね、仕事なんて。

なんだって他人のやっていることは簡単に見えるものです。

 

iphone7

 

そして、何よりも大変だったのは「使うパーツの品質の低さ」。

1年目はこれに苦しんで、かなり赤字を出してしまいました。

当時は、再生パネルの質が全く安定しておらず、いろんな業者のパネルを試しに試したからです。

パーツの低品質さに比例するように関わる人間もクズばかりで、当時まだ友人だった千葉と居酒屋で何時間も愚痴っていたものです。

「さくっと稼ごう」と思ってこの仕事を始めた私だったのですが、自分の正直すぎる性格がアダとなったんですね。

「こんなもの液晶純正パネルとして出せない!」というパネルが多すぎて、フロントパネルの仕入れ代が嵩み、結果、かなりの赤字を出してしまいました。笑

馬鹿ですよね。

そして、引くに引けなくなりました。笑

なんせ稼ぐどころか大赤字を出したので、そのままやめたら悔しいじゃないですか。

そんな気持ちで1年目は過ごしましたね。

 

1年目なんて「やめたい」の連続だったんですけど「赤字がもったいないから」と頑張って続けていたら、段々とこの仕事の楽しさと面白さに気付き始めました。

それが第2の理由ですね。

この仕事って、本当にすごいんですよ。

私たちはお金を頂く立場なのに、泣かれるくらい感謝されるという、ある意味で逆転現象がよく起きるんです。

目の前でこんなに感謝してもらえる仕事ってなかなか無いと思うんですよね。

それに病みつきになりました。

確かに世間からは色々と言われているけど、私自身はこの仕事は本当に素晴らしいと思っているし、愛してもいます。

そういうところで面白さを見つけたので、単純に仕事が大好きになったのも、続けて来られた理由だと思います。

それと、単純に、壊れているものを綺麗に直すっていうのも気持ちがいいです。

 

前回も書きましたが、元々興味もなくて好きでもなかった「iPhoneの修理」という仕事でしたが、目の前のやるべきことを必死でこなしていたら、いつの間にか好きになっていたという感じですね。

ほんと、最初に始めた時は「お金のため」でしたけどね。

何でお金のために始めた奴が、1年目に品質を求めすぎてパーツ代嵩んで赤字出してんだって話ですけど。笑

そういう性格なので仕方ないです。

私自身は多分この仕事には向いていないんでしょうね、好きだけど。

 

iphone7

 

少しずつ仕事自体を好きになり始めた時に、千葉がiFoneターミナルの仲間になりました。

これが続けてきた第3の理由ですね。

千葉は私の修理の師匠であり、iFoneターミナルの実務の部分を担っている顧問でもあります。

私は代表という肩書きこそありますが、私が決めているのはホームページと修理価格くらいで、あとはほとんど千葉がやっています。

私は働いてくれている千葉に対して責任がありますので、自分勝手にはやめられなくなりました。笑

どうにかこの有象無象のiFoneターミナルというものを形にしてから、やめるかどうかは考えようという結論に今は至っています。

それと私自身は、千葉が入ってくれたことによってかなり仕事の幅が広がり、さらに面白くなりました。

ひとりでは限界があるということを身に沁みて実感しています。

いま、うちの屋台骨を支えているのは、実は修理ではなく中古販売なんですね。

3年目にしてやっと「まずはここ!」という結果が出そうなんですが、これは中古販売のおかげです。

中古販売は千葉がコツコツコツコツ続けてきてくれたことだったので、それがようやく花開いた形です。

中古販売と並行してApple製品の買取も行っているのですが、こちらも良い感じで。

これも千葉が日々相場の数字と戦ってきた賜物ですので、本当に有り難く感じています。

だいたい私ひとりでは後楽園店を始めることも出来なかったですしね。

諸々、本当にありがたいです。

 

iphone7

 

今年はやっと心から信頼できる卸業者さんを見つけることが出来たので、無駄な仕入れ代がぐっと減ったこともあって、ようやく思い通りに事を進められるようになってきました。

また、今はiPhoneの修理に使用するパーツ以外の周辺機器・アクセサリ類は自分で海外から直接仕入れるようにしたりなど、工夫もするようになりました。

昔、独学で勉強した英語が役立っています。

人生はどこでどんな知識や技術が役に立つか分からないものですね。

やっぱり商売ってある程度うまくいっていると楽しいもので、そうするとやりがいとかも感じてくるんですよね。

「やめたい」と思うのはうまくいっていないからで、商売ほどすべての悩みをお金が解決してくれることなんて無いんじゃないかと思います。

昔、ある知り合いの店舗経営者で「俺は従業員が成長してくれる事を1番に考えている!」と豪語している人がいたのですが、この人、蓋を開けてみたら従業員の住民税すら払っていなかったんですよ。

頭悪いですよね。笑

で、結局、従業員に給料も払えなくなり、最終的には超不仲になって、決別してしまっていました。

これもお金さえあれば、とりあえずは回っていたんでしょうね。

「人生金がすべてだ」という事を言う人がいますが、経営者ほどこの言葉が身に沁みている職業はないと思います。

まぁ私は意外とお金がすべてだとは思っていないんですけど、払う金も払わず成長だなんだと講釈垂れているやつは論外だとは思います。

 

と、また話が違う方向へ逸れてしまいましたね。

簡単にですが、以上が私がこの仕事を今まで続けてきている理由です。

最初は単純に金儲けのために始めたのですが、

1年目は自分の性格が仇となり大赤字を出してしまって取り返そうとした→

2年目は師匠が仲間になったのと、仕事が楽しくなってきた→

3年目は東京にも店を持てた、すべての歯車がうまく回り始めた←今ここ

 

というような流れですかね。

 

 girl 

 

いま、iFoneターミナルはすごくいい感じで来ているので、出来るうちは続けたいと思っています。

しかし、いつ出来なくなるかも分かりませんし、こればっかりは運の要素も強いので、いつ出来なくなってもいいように覚悟と準備はしています。

私が他の店・会社と違って、いつも強気でいることや一切宣伝しないのは、それが理由です。

私は今の時代、複数の収入源が必要だと思っているんですね。

非常に流れの速い現代において、ひとつの職業や仕事だけに執着していては、1個がダメだった時に死にます。

だから私は今も父の会社の経理を続けているし、iFoneターミナルでもiPhoneの修理の他に買取や中古販売も行い、総合的に利益を上げるように心掛けています。

さらに今は、将来、父の会社の決算を請け負う可能性を考え、簿記の勉強もしています。

それでもベトナム行きは諦めていないので、親友のリンと英会話のトレーニングをしたり、これは趣味ですが、洋画を観て聴くトレーニングもしています。

直接的に今すぐお金を得られるものばかりではありませんが、技術革新で仕事が無くなった時に備えて、複数のジャンルの収入源を確保するように心掛けています。

そうすると、ひとつのことに執着していないため、自分主導でいられます。

自分主導でいられると、買い叩かれることがありません。

買い叩いてくるような人は他の店に行ってもらえばいい話なので、価格を他の人にコントロールされるのではなく、自分でコントロールすることができます。

これはかなりデカイですよね。

で、やっぱり他人に価格を決められる商売なんて面白くないですよ。

だってそれなら誰がやってもいいわけですからね。

この業界も価格競争が激しく苦労している話を聞きますが、それは何にも考えていないからですよね。

そりゃ市場原理として当たり前のことです。

店舗経営者は「どうやったら自分で価格をコントロールできるのか?」を死ぬ気で考えるべきだと、私は思っています。

「iFoneターミナルを何らかの形にするまでは、出来るだけ続けたいけど、出来なくなったらそれも運命だな」という考えが根底にあるのが、私が他の店とは違う毛色である理由だと思います。

「別に来ないなら来なくてもいいです」という冷めた態度が、お客さんによってはムカつくんでしょうけどね。笑

でも、そういう毅然とした態度でいないと、買い叩かれるので店としてはマイナスなんですね。

もちろん「それでも利用したい」と思っていただける何かがないと、ただただ誰も来なくて終わりますので、そこはその「何か」を必死で生み出しています。

それがうちの場合は「品質」と「誠実さ」なわけです。

 

と、またまた話が逸れてしまいましたが、長くなりましたので、本日はこの辺にしておきます。

ご質問を頂いたお客様には届いたでしょうか。

私の背景を知ると、私の行動や運営方法が一貫していることを感じていただけるのではないかと思います。

「将来、恵まれない環境にいる女性に仕事を提供できる人間になりたい」と思っている私が、金のためにコピーパネルをお客様に黙って勝手に取り付けるわけないですよね。笑

そんなこと言う前にとりあえず目の前の人に誠実でいろよ、って話じゃないですか。

背景を知ってもらうと、私の異質性も少しは理解していただけるのではないかと思います。笑

また何かご質問を頂けば、身の上話をお話ししたいと思います^^

 

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