iOS11.3のバッテリーチェック機能について

一昨日、3月30日にiOS11.3が正式にリリースされました。

iOS11.3の目玉は、バッテリーがどのくらい劣化しているのかをチェックできる機能が搭載されたことです。

iPhone6以降の機種については、設定のバッテリーから現在の端末のバッテリーの状態をチェックすることができるようになりました。

年末にAppleがユーザーから訴えられたことに端を発した「もっさり問題」(と私は勝手に呼んでいます。)もこれでひとまず収束するのでしょうか。

Appleは本国のユーザーから訴えられたことをきっかけに「バッテリーが劣化している端末はiOSによって意図的に性能を低下させている」ということを正式に認め謝罪しました。

このことは昨年末、世界中のiPhoneユーザーに驚きをもって伝えられました。

そして、Appleは今年1月からの1年間は、iPhone6以降の機種についてはバッテリー交換の費用を3,000円にすることと、iOS11.3でもっさり問題に対処するということを明言していたのですが、ようやくその11.3が正式リリースとなりました。

バッテリーの劣化度チェックは、設定→バッテリー→バッテリーの状態(ベータ)で見ることができます。

これは私のiPhone8ですが、バッテリーの状態については「問題ない」ということを言っています。



状態判定は、3段階あるようです。

バッテリーが劣化していて交換の必要がある場合にはこのような表示が出ます。


こんな風にユーザーが自分のiPhoneのバッテリーの状態を見ることができるようになりました!

ですので、バッテリーの交換時期を客観的に判断できます。

また、自分で内部のもっさり感を管理できるような仕様になっています。

パフォーマンス機能を「無効にする」を選択すると、今までiOSが勝手にもっさりさせていたものを自分でオン・オフ選べるようになりました。

・オン→強制シャットダウンを防ぐために内部のパフォーマンスを落とす(もっさりさせる)

・オフ→もっさりしないが、シャットダウンが頻発する可能性がある

要は、ユーザーから「勝手にもっさりさせるな!」と怒られたので、もっさりさせるかどうか自分で選べるような仕様にしたわけですね。

これでどこまで、あの「もっさり問題」を解決することができるのか、今後が楽しみです。
バッテリーの状態のチェックに関してはどこまでが信頼できるものなのか、私は全面的に信用するには精度的にどうかな?という気がしています。

というのも、iOS11.3がリリースされた後にうちのiPhone6Sと6をアップデートして、実際に異なる状態のバッテリーを10個くらいつけてチェックしてみたのですが、明らかに劣化しているバッテリーでも「正常」判定が出ていたりしていました。


私は今まではバッテリーの状態をチェックするのに「Battery Life」というアプリを使用していたのですが、精度的にはこれとそこまで変わらないのではないかと思います。



ただ、ユーザー自身がこういうアプリを自分で入れないとバッテリーチェックが行えなかったので、曖昧といえど客観的にバッテリーの状態が分かるようになったのは非常に便利になったのではないかと思います。

また、「強制シャットダウンを防ぐために動きをもっさりさせるかどうか?」を自分で選べるようになったので、これも人によっては便利だと感じる方もいるのではないかと思います。

私個人的には、そこで悩むぐらいならとっととバッテリーを交換してしまった方がいいと思いますが、メーカーとしてはユーザーに怒られたので、パフォーマンス的な意味も込めてそのような機能をつけたのではないかと推測します。

お客様のiPhone6を拝見すると、かなりもさっている端末が非常に多い印象を受けたので、今後この機能によってもっさり感が改善されるといいですね!
他にバッテリーの駆動時間の改善案を出してくれるなど、機能的には結構親切な仕様になっています。


個人的には、このバッテリーのチェック機能については眉唾的なところもなくはないという気はしているのですが、それでも今までと比べるとだいぶ便利になったと思います。

私自身もバッテリー交換に関してお客様にアドバイスしやすくなりました。

ただ、ひとつ注意点としては、「バッテリーのもちが悪い(駆動時間が短い)」という症状が出ていて、バッテリーチェックしたら「バッテリーを交換しろ」と出たから新しく交換したからといって、完全に駆動時間が改善されるとは限りません。

私がご修理前にお客様にご説明していることですが、バッテリーのもちの悪さというのは単純にバッテリーの劣化という原因以外に、様々な要因が考えられます。

Appleにバッテリー交換を依頼した際、端末の状態によってはバッテリー交換のみで済まず、本体交換になることがありますが、それはそういう事情があるからです。

ですので、駆動時間の短さが一概に「バッテリーの劣化が原因」と思い込むと危険ですので、その点は頭に入れておくといいかと思います。

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