液晶純正パネルに強化ガラスをサービスで貼っている理由

記事内のフロントパネルの名称表記について

【2021年3月15日更新】

記事内に登場します液晶純正パネルは、現在、液晶再生パネルに表記を変更しております。
あらかじめご理解の上、読み進めて頂けますと幸いでございます。
なお、名称を変更しただけで、パネル自体に変化はありません。

私ごとですが、最近3kgくらい太ってしまいました。

絶賛ダイエット中です。

基本的に私は割と太りにくいタイプ、というか、iFoneターミナルを始めてからかなり太りにくい体質になったのですが、たまーに自暴自棄になり太ってしまうことがあります。

最近もなんだか気持ちが上がらず、自暴自棄気味になってしまっておりまして、お菓子を食べまくっていたら、案の定身体に出ました。笑

不思議なもので、ポジティブな気持ちでいると、いくらお菓子を食べても太らないのですが、ネガティブな気持ちで食べていると、太るんですよね。笑

病は気から、と昔の人はよく言ったもので、ポジティブって本当に大切だと実感します。

最近のネガティブさは、完全に簿記の勉強です。

いやー、本当に難しい。

最近、分厚い過去問集をやっているのですが、基礎の勉強はやったはずなのに、過去問がまるで理解できず、勉強する度にイライライライラ。

自分で決めたことなのに。笑

私ってつくづく自分に弱いな、甘いな、と思います。

しかし、私の自暴自棄さというのは発疹みたいなもので、ちょっと経つと落ち着いてきます。

体重計に乗り現実を直視したら、このままではヤバいと我に返ったことをきっかけに、すでに落ち着きを取り戻しました。

現在、セロリをかじりながらこれを書いております。

長い人生、自暴自棄になる時もあるでしょう。

私は3ヶ月から半年に1回くらいあるんですけど。笑

普通の人よりはちょっと多いですかね。

さて、話を私の体重からタイトルに戻します。

うちは画面交換修理の際に、液晶純正パネルをお選びいただいたお客様には、通常1,980円でご提供しているフロント画面の強化ガラスをサービスで貼付しております。

全機種です。

なぜかというと、強化ガラスを貼っているか貼っていないかで、再度画面を割るか割らないかというのは大きく変わってくるからです。

私たちは「うちで液晶純正パネルを取り付けた端末は二度と画面修理には来ないでほしい」という想いの元、修理しています。

もちろん良い意味で、ですよ。笑

液晶純正パネルを使用した修理は決して安くはない金額ですので、それを払っていただいて修理したからには、機種変まではもう壊さないで快適に使ってほしいという思いがあります。

そのためには、画面を保護する「強化ガラス」並びに、本体を守る「ケース」というのは非常に大切になってきます。

うちはぶっちゃけ、ちゃんとしたケースを付けていない・持っていない方には、TPU素材のケースまでタダであげています。

これは公にはネット上には記載してはいないですが、だいたい8割くらいのお客様には修理後ケースまでプレゼントしています。

強化ガラスをサービスで貼っているところはそれなりにあるでしょうけど、ケースまであげているところは世界広しといえど、おそらくうちだけでしょうね。

だって明らかにやりすぎだもん。笑


↓こういう角を補強する柔らかいソフトケースをあげています。

(これは7のケースを6に付けていますが)


普通の店でこれを買うとすると、強化ガラスが2,000円くらいでケースが1,000円くらいだと思うので、うちの修理は実質3,000円引きくらいです。

しかし私は実質という言葉が嫌いなので、そういうことは店のホームページには書きませんし、ケースに関してもあくまでも「好意で」というスタンスです。

私は父からよく「お前はアピールが足りない」と言われるのですが、私は私を分かってくれる方だけに来てもらって、そういう方に最大限感謝の気持ちとしてサービスしてあげればいいと思っているので、自分からあまりアピールなどはしていません。

私を分かってもらえなくて他店に行くならそれまでで、仕方のないことなので。

あと「実質」 とか言っていると「じゃあ強化ガラスもケースもいらないんで、その分3,000円値引きしてくれませんか?」という輩が出てくるので、実質という言葉を使いたくないということもあります。



そもそも、iPhoneの画面を割ってしまう方というのは、端末の扱いが荒いということと、使い方が不器用ということがあると私は思っています。

それと、守る意識が不足している。

一度割ってしまう方というのは、何度も割ってしまうものです。

端末の扱いが荒いことと使い方が不器用というのは私の方では直してあげられないのですが、守る意識に関しては補強することができます。

それが「強化ガラスを貼ってあげること」と「正しいケースを選んであげること」です。

守る意識を持つか持たないで、本当に壊すか壊さないかというのは変わってくるんですね。

「強化ガラスを貼っていてよかった!!」という場面というのは、日常生活において本当によくあります。

だから、絶対に、画面交換したら、まず強化ガラスを貼って欲しいんですね。

しかし、そもそもやはり純正のオリジナルを割ってしまうような方は基本的に守る意識が薄いため、画面交換しても強化ガラスを自分では貼ってくれない可能性があります。

いくら修理後に私が「強化ガラスを貼ってくださいね!」とアドバイスしたところで、実際に自分で買って貼るとなるとハードルが高く「まぁまた後ででいいや」となってしまいがちです。

それを見越して、もう先に貼って渡すことにしています。

先手必勝、です。



また、ケースに関しても同様です。

画面を割ってしまう多くの方は、粗末なケースを使っていることが非常に多いです。

この粗末は「安い」という意味ではなく「端末を守るには脆弱なもの」という意味です。

ですので、画面交換後は、もう割らないためにきちんとしたケースを使っていただく必要があります。

しかし、これも強化ガラス同様、修理後に私がいくらアドバイスしたところで、結局そのまま元のケースで使う可能性がかなり高いです。

そうすると、また壊してしまいますよね。

そうならないために、これもガラスと同様、先手必勝でケースを渡してしまいます。

これも実は店で販売しているものなのですが、サービスであげてしまっています。

なぜここまでするのかというとですね。

”機種変まではもう壊さないで快適に使ってほしい”という想いともうひとつ、再修理にならないための予防策というのがあります。

昔はですね、うちもケースをプレゼントするまではやっていなかったんですね。

画面交換して端末を返すじゃないですか。

そうするとですね、当時は今よりも液晶純正パネルの品質が劣っていたということもあり、数ヶ月に1回くらい再修理で戻ってきてしまっていたんですね。

再修理の原因としては「タッチがきかない」「画面が映らない」などの液晶不良です。

この再修理に共通していたのが「粗末なケースを付けていた」もしくは「ケースを使っていない」ことでした。

いくら液晶純正パネルとはいえ、何の保護もせず、何度も落としたりぶつけたりしていれば、そりゃ壊れます。

また、正規店であれば本体交換になるような損傷の激しい端末も、うちでは画面交換で済ませることも多々あります。

そうすると、端末自体が弱っている(湾曲していたり打痕が激しい裏面に新しい画面を入れると、通常よりも画面自体が壊れやすい状態)ので、そもそも壊れやすいというところがあります。

ただ、うちは修理後6ヶ月間は製品保証を付けておりますので、6ヶ月間は画面が割れていなければ再修理は無料です。

しかし、再修理はいくら無料とはいえ、再修理になるとお客様と気まずい雰囲気になるんですね。

ですので、お客様に対してもそうですが、再修理にならないようにという自己防衛のためもあり、ケースをプレゼントするようになりました。

今は液晶の強度も当時よりは格段に上がったのと、さらにケースもあげているので、再修理は年1回くらいという驚異的な低さです。

これが強化ガラスをサービスで貼って、さらにケースまであげている理由です。


最近ですね、iPhone修理店でコーティングをやっているところが非常に増えています。

私もよくコーティング屋さんから営業をかけられるのですが、うちは師匠がコーティングに乗り気ではないので、やってません。

私はですね、前から何度かブログでも触れておりますが、5,000円も6,000円も払ってコーティングするなら、アマゾンでゴリラガラスと1,000円くらいの柔らかいソフトケースを買ってつけるので十分だと思っています。

お金に余裕があって「iPhoneを綺麗に保ちたい」という理由なら、いくらでもやればいいと思います。

これは人ぞれぞれの価値観に違いがあるので、あくまでも私の一意見として受け止めてもらえますと幸いです。

ただ、コピーパネルを付けた上にコーティングをやっている端末をたまに見かけるのですが、これはハッキリ言ってお金をドブに捨てています。

黙ってコピーを取り付けられた上にコーティングまでやるなんて、本当に金づるの極みです。

そんな金あるなら、うちで液晶純正パネルで修理した方がよっぽど安くあがります。

もし、コピーパネルを付けたけど、なるべく壊したくないということなら、強化ガラスとケースにお金をかけてください。