【XR】再生パネルのタッチの感度が悪い:修理もセカンドオピニオンが大事

皆様、こんにちは!

11月になりましたね!

急にめっきり寒くなった感じがします。

最近の私は、来年1月の法人化に向けて、実務処理や準備に追われています。

最近やっと本格的に勉強も始めたのですが、もっと早くやっておけばよかったな〜と後悔しています。

でも人間って、なんだかんだ言っても、追い詰められないと真剣に取り組めないですよね。


そんな法人化に向けて忙しい私ですが、このところ、フロントパネルに関して、困った事態が起きていました。

機種はiPhoneXR。

当社は、ご存知の通り、画面交換修理においては、コピーパネルと液晶純正パネル(再生パネル含む)をご用意し、お客様にお選びいただいているのですが、

懇意にしている取引業者(以下、A社)から、いつものように”再生パネル”を購入したところ、非常にタッチの感度の悪いパネルが届きました。

スクロールするたびに引っかかり、ものすごくイライラするレベル。

「明らかにコピーだろう」という感度の悪さです。

千葉とも話して「これ、絶対コピーだから返品しましょう」ということになり、「誤ってコピーが届いたから、再生に替えてくれ」とお願いし、交換してもらったところ、全く同じ品質のものが返ってきました。笑

”不良と判定したから返品したのに、返品したものと全く同じ品質のものが来る”

これ、私たちの間では超あるあるです。

一般の仕事の方にとってはありえない事象だと思いますが、私たちにとっては日常茶飯事のことなので、もはや「あっまただよ」としか思いません。

で、じゃあこういう時、どうするのかというと、私たちは諦めてしまいます。

例えば、もう一度同じことを言って返品したところで、どうせまた同じものが来ますし、これを仕入業者に問い詰めたところで、意味不明な言い訳をされて、結局、返金してもらえることも、まずないからです。

ヤバイところだと、「うちはメーカーではありませんので、そんなこと言われても困ります!出来ません!」と逆ギレされます。笑

こういう時、私は「じゃあ買わないから、最初からそう書いとけよ」という極当たり前の感想を持ちますが、そういう正論は通じない世界ですので、もうそんな言葉も飲み込みます。


ただ、パネルはもう来てしまっていますし、これを捨てるのも勿体無いですよね。

しかし、当社の定める品質基準に満たないものを「液晶純正パネル」として出すわけにはいかないので、当社では、こういうものは「コピーパネル」として出してしまいます。

これだと原価は再生パネルと同じだけかかっているのに、コピーパネルの料金しかもらえないので、赤字にはなってしまうのですが、仕方がないです。

当社の液晶純正パネルをお選びになるお客様は、私たちの品質を信じて来てくださるので、その期待を裏切るわけにはいかないからです。


今回のように”再生パネルを買ったのに、タッチの感度がコピー並みに悪い”というのは、ほとんど見たことはありませんが、「色味がおかしい」「明るさが足りない」なんていう再生パネルは、沢山あります。

あまりにもひどいものは私たちも業者に言って交換してもらいます。

ただ、当社は「液晶純正パネル」として出すパネルの品質基準を極めて高く設定しているため、交換対象にならないような微妙なレベルのものも結構あります。

そういうものは、私たちは今回のように「コピーパネル」として出してしまいます。

ここで揉めてグダグダやっているくらいなら、早く在庫を回してしまいたいからです。

ですので、当社の場合は、ただ「コピーパネル」をコピーパネルとして出し、「再生パネル」を液晶純正パネルとして出しているわけではありません。

そういうことをしていると、こういうクレームに繋がってしまう恐れがありますし、

また、お客様を失望させてしまうことになるからです。


ということで、少しの間、この再生パネルを「インセルパネル」として出していました。



今回の場合、A社は「再生パネル」として売っておりましたが、私たちとしては、タッチの感度が明らかにコピーだったので、この主張に非常に違和感があり、コピーパネルだと確信していました。

ただ、輝度(明るさ)や色合いは完璧だったので「これを”コピーパネル”として出すのも、どうも違和感がある」ということで、”インセルパネル”として出すことに。

しかし、当社は、液晶純正パネルが売りですので、この問題をどうにかしなくては・・・と思ってはおりましたが、ただ、解決策もなく、なんとなくそのままにしておりました。


修理の際には、修理前にお客様に実際のパネルを触っていただいて、ご納得頂けたら修理するという形を取っていました。

しかし、iPhoneXRの再生パネルとなると、原価は安くはありませんので、この状況にだんだんムカついてきまして(笑)、やっぱり全部返そう!そして、もう一度交換してもらおう!と決意。

もう一度、A社に「再生パネルを頼んでいるのに、コピーが来たから返したい。」と言ったところ、「在庫が無い」と言われてしまいました。

えー、これはあくまでも私の憶測なんですが、おそらく他の修理店から、同じようなクレームが沢山来て、販売を取りやめたんだと思います。

最初に返品した時は、特に質問もしなかったので、今回は「再生パネルを頼んでいるのに、タッチの感度が明らかにコピーです。しかも、前回返品したのにまた同じものが来たんですけど、何故ですか?」と聞いてみました。

そうしたところ、A社は「弊社の現在取り扱いの再生パネル・XRと11につきましては、タッチケーブル交換品のみとなっております。」という主張でした。

要は、”画面のコネクタは交換しているよ(ケーブルはコピーだよ)”ということです。

これで、やっと納得がいきました。

私たちが、そもそも何故コピーパネルだと確信していたかというと、画面のコネクタが明らかにコピーだったからです。


コピーパネルのコネクタは、純正のものとは全く異なるので、見れば一発で分かります。

この説明を聞いて「やっぱコピーじゃん。」と腑に落ちました。

そうすると、次の疑問が浮かんできますよね。

じゃあ何で再生パネルとして売ってるの?と。

どう考えても、コピーだよね?と。

この答えは、他の業者の方が答えてくれました。


当社は、修理パーツの仕入れ業者を3社用意しています。

今回は、A社がこういうことを言ってきたので、B社に「他社にこういうことを言われたんですけど、B社はどうですか?」と聞いてみました。

B社の担当者の方の答えとしては、

”おそらくですが、他社様で扱われているものはリペア品の中でもコネクター加工品と呼ばれるものです。

液晶は生きていても、ケーブル断線などの商品をコネクターを交換することで使えるようにするものです。

今回のパネルは、ケーブル断線によって、コピーの新品コネクタと交換したものと思われます。

当社はこういうものは互換パネルとして販売し、再生パネルとは異なります。”

というものでした。


やっっっっっっと、完全に納得のいく答えを出してくれる方を見つけた!と思って、泣きそうになりました。

まぁ正直ですね、私たちの解釈としては「ケーブルがコピーなんだから、コピーとして売れよ」とA社に対しては思いますが、A社としては「パネル自体は純正で、ケーブルを交換しているのだから”再生パネル”です!」という解釈なんでしょう。

色々考えると腹が立つので、今回は”解釈の違い”と思って、納得することにしました。

しかも、A社は、最終的にはきちんと返金もしてくれたので、こちらはこちらで、無事解決致しました。

その後、B社から再生パネルを購入しまして、検品したところ、品質に問題が無いことが確認できましたので、本日からiPhoneXRの液晶純正パネルの取り扱いを再開致しました。

とりあえず、まともなパネルをご用意することが出来て、ひと安心です。

いま、私は、法人化に向けて、会社のつくり方だけでなく、会計や税務、また、金融機関との付き合い方など、本を10冊ほど買い込んで、読んでいます。

著書の経歴は様々ですし、内容も様々ですが、ひとつだけ共通していることがあります。

それは「ひとりの専門家だけでなく、複数のプロと付き合おう」ということです。

会社を作るとなると、行政書士に頼むかもしれない。

決算は、税理士に頼むかもしれない。

金融機関にお金を借りるとなれば、その担当者と付き合うことになります。

ただ、どんな状況のときも、必ず「セカンドオピニオンを聞け」と、全員の方がおっしゃっておりました。

どんなプロも、所詮、商売でやっています。

自分の都合の悪いことをわざわざ積極的に言ってくる人は、稀です。

また、ひとりの人と付き合うと、その人の都合でしか、情報を得ることが出来ません。

今回のパネルの件で言えば、私の印象としては、A社の担当者が誤魔化そうとしたり、嘘を言っているようには聞こえませんでした。

ただ、A社の担当者はあくまで接客の担当者ですので、私の質問に対して、上からそのまま言われたことを、私に伝えただけかもしれません。

では、果たして、その上の人は、嘘をついているのでしょうか?

今回のことは、現実問題「解釈の違い」だったのかもしれません。

A社にだけしか聞かないと、A社の責任者の都合でしか、物事を知ることが出来ません。

今回はB社にも聞いたから、問題解決につながりました。

どんな世界でも、こういうことは起こりうるものです。



修理についても、そうです。

私は常日頃から「他の修理店に行ったら、こう言われたんですけど」とか「こんなことをされてしまったんですけど」という相談を全国から受けておりますが、これも正に、”セカンドオピニオン”ですよね。

もちろん、私は自分の考え方がすべてだとは思っていないので、こういう時は、私だけではなく他の修理店や、メーカーにも聞いてみることを勧めております。

私は今までの経験上、修理パーツに関しては、業者に相談したところで解決することなどほぼ無かったので、「自分で解決するしかない」と、ある種の諦めを持っていたんですが、もう少しセカンドオピニオンを大切にするべきだと、今回のことで学びました。

求め続ければ、答えを持った人がこうして現れてくれるのかもしれません。

あとは、自分の感性を大切にするということですよね。

私は、修理パーツについて、いつも千葉と話すことがあります。

「あれっと思ったら、そのパーツはお客さんにはもう出さない。だって、問題ないときは、あれって思うことはないから。」

お客様の中にも「他の修理店で画面交換したら、画面に違和感を持つようになった。でも、これは自分が神経質になりすぎているのかもしれない。自分がおかしいのではないか?」と悩んでいる方がいらっしゃいますが、やっぱり「あれっ」て思うときは、どこか変なんですよ。

だって、オリジナルパネルに「あれっ」なんて思いませんからね。

だから私はお客様には「自分の感性を信じてください」と伝えています。

自分の感性を信じて、素直な心で広く答えを求めてみる


どんな逆境でも、諦めてはいけないですね。

しかし、本当、私っていつも同じことで悩んでいて、成長がないなぁと思います(笑)。

まぁこれが私のメインの仕事ですので、コツコツやっていくしかないんですけどね。