やらない決断が難しい

私は微力ながら店の代表なので、毎日細かいことを含めると様々な決断をしています。
その中で私がもっとも苦戦しているのは「何をやらないか?」を決めることです。

私は性格的に頼み事を断ることがまずできません。
営業などの押し売りにも負けがちです。笑
「できません」「やりません」というのが人一倍苦手です。

特に仕事となると、その傾向は顕著です。
やったことがなくても「できません」と言うことができず、大抵は受けてから考えます。

修理に関しては以前これで痛い目を見たので、今はもう自分のキャパを超える難しい修理に関しては師匠にお任せしていますが、オープン当初は、ぶっちゃけるとやったことのない修理も受けたりしていました。

幸いそれで壊してしまったことはないのですが、一度痛い目を見たので今はもうそんな無茶はやめました。
同じ修理関連の話でいくと、うちはまだiPhone7Plusのご修理はお受けしていません。
今後も始めるかどうか未定です。
iPhone7Plusに関しては、少なくないお問い合わせはいただいているのですが、まだ「始めない」という決断をしています。

新機種を始めるとなると、まず検証機を購入しなければいけません。
お客様のiPhoneにおつけするパーツはすべて検品してからお出しするために検証機のない機種に関しては無責任にご修理を始めることはできません。

また、うちの場合にはフロント画面にコピーと再生があるので、フロント画面に関しては一機種最低でも8枚用意しなければいけません。

しかも7Plusの再生画面はまだ部品代が高いので、不良品が出た時のことも含めると少なくない金額がかかります。


そうすると、今はまだ需要に比例しない経費と労力がかかってくるので、とりあえずは「7Plusのご修理はまだ始めない」という決断をしています。

本音を言えば、採算度外視で始めたいです。
ただ、今はそこをぐっとこらえてご修理をお断りしております。

話は変わりますが、最近受けるかどうかとても迷った仕事がありました。
iPhoneの修理とは関係なく利益はわずかではありますが、次に繋がりそうな仕事ではありました。
「困っている」と言われて、私は頼まれると断れない性格ですので、一度は受けようと決めたのですが、最終的にはお断りしました。
本当は受けても良かったのですが…。

最後まで悩んでいましたが、悩んでいる最中にたまたま読んでいた本の中に書いてあったこんな言葉が目に留まりました。

”決断に悩むというのは“これをやることによって自分に利益があるかどうか?”というのを考えているからだ。頭で計算して利益が出るかどうか微妙なところだから悩むのだ。だから悩んだ時には利益ではなく“それをやって楽しいかどうか?”で決めなさい。

そう言われて私はハッとしました。
確かに「その仕事を受けて自分はどのくらい得するかどうか?」しか考えていませんでした。
楽しいという基準で行くと、正直、0でした。笑
打算的な気持ちが無ければ何の魅力も感じない仕事でした。
ですので、最終的にはお断りするという決断に至りました。

意外と「やる決断」って簡単なんですよね。
何も考えず全部やりますって受けてしまえばいいわけで。
ただ、個人事業という小さい規模では出来ることというのは限られているので、ある程度は捨てていかないと時間が無駄になってしまいます。

この「やらない決断」が難しい。
“何をやらないのか?”
これがうちの父はとても上手です。
父の会社はタクシー会社では異例の日曜日が完全に定休だったり、お正月は31~3日まできっちり休みます。
それでも売上は下がるどころか上がっているので、この辺の決断がうちの父は上手だなと思います。

今後迷った時は「それをやって楽しいかどうか?」で決めようと思います。
一切お金にならなくても悔しくないか?ここがひとつの判断基準ですよね。
私は自分は何でもポンポン決められる性格だと思っていたのですが、意外とそうでもないことを店を持って知りました。

そして、情に異常に弱い。
私は本当に断れない性格なので営業の皆さんはぜひうちの店には来ないようにお願い致します。笑


ー後日談ー

2020年3月7日更新

”悩んだ時には利益ではなく“それをやって楽しいかどうか?”で決めなさい。”

自分で書いた言葉ですが、すごく良い言葉ですね。笑
昔は断れなかった性格でしたが、今は断れるようになりました。
人間、何でも慣れですね。

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