1番お金を使いたくない分野

この間、千葉師匠とお喋りをしていたときのこと。

店のことに関して、あれこれ話し合いというか意見の交換をしていたのですが、その時に師匠が言っていたことでとても印象的な言葉がありました。

「iPhoneの修理に限らず”修理”というのは基本的には出来るだけお金をかけたくないというか、安く済ませたいものだよね。本来ならかけなくても済むお金なのに、壊してしまったり壊れてしまったりしたことによって余分な出費が出てしまうことになるから、お客様というのはネガティブな気持ちで来店される場合がほとんどだよね。」と。

「iPhoneの修理」というのは、ゼロをプラスにする仕事ではなく、マイナスの状態から完璧に仕上げてゼロに戻すという仕事です。

ですので、お客様がご来店される際には多くの方が落ち込んでいたり、嫌な気持ちをお持ちのことが大半です。

それを私たちの知識と技術を総動員して「ゼロ」の状態まで戻します。

というか、ゼロの状態まで戻せたら本当に完璧で、そんなことができるような人はうちの師匠レベルのようなほんの一握りの技術者のみです。

まぁそれはいいとして、お客様はマイナスの状態でいらっしゃるので、やはり出費もできるだけ抑えたいと思うことが自然です。

だからこそこの業界は価格競争が熾烈になってしまっています。

フロント画面がコピーパネルが主流なのもお客様の「修理にはできるだけ出費を抑えたい」という基本的なニーズに沿ってのことなのかもしれません。

「適正価格」を追求するのは、うちの経営理念なので当然、私は常に意識して価格設定をしております。

ただ、私はうちの店は“価格”以外の魅力もしっかりと磨いていきたいと思っているんですね。

「iPhoneの修理」はマイナスをゼロにする仕事と言いましたが、私はマイナスをゼロにしてさらに少しでもお客様にとってプラスになる仕事をしたいと思っています。

例えば、フロント画面のガラス割れでご来店いただいた時。

画面がバキバキで汚い状態でお客様としてはとても嫌な気持ちです。

本当に綺麗に直るのかな?という不安な気持ちもおありだと思います。

そこで画面交換をして綺麗な状態に戻った時、お客様の気持ちとしてはマイナスがゼロまで戻りますよね。

さらにご修理が終わってiPhoneをお渡しする際に、今後、綺麗な状態を保っていただくためにiPhoneの扱い方やケースの選び方などのアドバイスをしています。

再生のフロント画面をお選びの方には液晶の強化ガラスをサービスで貼付したりして、少しでも綺麗な状態を保っていただけるようにと色々と工夫もしております。

うちとしてはここのワンポイントが「ゼロからプラスにする仕事」です。

基本的にはまだしばらくご修理されたiPhoneを使用される方が大半ですし、さらにうちがお客様にしているアドバイスというのは、機種を変更し新しいiPhoneに変えた後でも、iPhoneを使用している間はずっと有効なものです。

ご修理時には少なくない出費かもしれませんが、後々長い目で見た時に「あの店に行っておいてよかったな」とか「今思うと逆に安かったな」とか、そんな風に思っていただけるような仕事をしたいなと思っております。

どんなご修理でも、お客様がお帰りになられる際には、ご来店いただいた時のマイナスの気持ちが少しでもプラス側に動くように、私はそう思いながらお客様と接しています。

師匠の言うように少しでもお金をかけたくない分野の仕事だからこそ、その出費が少しでもお客様にとって役にたつと私としては本当に嬉しいです。

それがうちの店の“存在意義”かなと思っています。

“マニュアル通りの型にはまった修理と接客はしない”

それがうちの店のポリシーです。

この仕事はApple次第のところがあるのでいつまで続けられるか正直分かりませんが、続けられる限りは、「お客様のマイナスの感情をプラスの感情に変えることのできる」質の高い店であるよう努力していこうと決意しました。

師匠と話していてそんなことを想いました。

人と話すと言うのは新たな発見があって、いいものですね!

ひとりで仕事をしていた時とはまた違った視点や考えを得ることができて毎日面白いです(^^)

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