自営になるしかなかった
みなさま、こんにちは!
このところ、ブログのネタ切れを起こしておりまして、特に書くことがなく更新を放置してしまっておりました!
日々粛々と画面交換やバッテリー交換をしております。
冬、特に1~3月はうちにとっては厳しい季節です。
画面交換の需要が減りバッテリー交換の依頼が非常に多くなることと、画面交換もなぜかコピーパネルばかり出るので単価が一気に下がるため、修理の売り上げはかなり厳しくなります。
これからiPhone修理店で起業しようと考えている方は、冬の収入源を少し考えておいた方がいいと思います。
冬はかなりキツイです。
ただうちは今年は、12月に引き続き、今のところ中古端末の販売がかなり好調なので、こちらでなんとか支えてもらっています。
ビバ!中古!
まぁ修理の需要が多いと日々の業務に追われてしまい、新しいことがなかなか出来ないので、冬は冬で、夏に出来ないことをやっていこうと決めております。
この時期は事務作業にも追われるので、その辺を考えると年間を通してうまくバランスが取れているような気はします。
先日、内輪で新年会を行いまして、みんなで居酒屋に行ってきました。
また例のごとく飲みすぎまして、とんでもない二日酔いで死ぬかと思いました。笑
まぁそんな酒の失敗はさておき。
この時、ある知人女性の話になりました。
年配の女性の方なんですが、この方、ある場所で働いておりまして、その職場で”あること”を先輩方に進言したらしいんですね。
”あること”とは問題点の改善案のようなものです。
この女性の方は、その職場にとっては新人です。
話を聞く限りでは、知人女性の方の主張は至極真っ当なものでした。
ただ、一方で「理想論」でもありました。
結局、職場ではその主張は通らず、上司に結構強めに諌められて終わったそうです。
この女性、本当に正義感が強くて曲がったことが嫌い、私から見ても大抵正しいことを言っています。
ただ多分、これは私の予想ですが、コミュニティの中で女性の主張が通ったことはほとんどないし、そればかりか周りの人には疎んじがられている存在だろうな、と思います。
この女性のみならず、こんなことは世の中に山ほどありますよね。
というか、どの職場にも多かれ少なかれあるんじゃないですかね。
やる気の溢れた新人と現状を変えることを嫌う上司。
私はですね、自分で言うのもなんですが、この知人女性と非常に似た性格です。
私はこの自分の特性を十代の時に気づいていたので、「起業しよう」と決めていました。
というか、起業するしかないな、という半分諦めのような気持ちですかね。笑
私はよくも悪くも、常に自分の中で確固たる主義・主張というものがあります。
それは誰に何を言われようとも変えることはできないです。
一般的に見れば間違っているというようなことでも、私が「正しい」と思ったら、それを実行するまでは気が済みません。
ですので私のような人間というのは、組織の中ではやっていけません。
ベンチャー企業のような自由な社風の会社や、勤続年数の長い人物であれば可能なのかもしれませんが、まず、そこまで辿り着くことすら出来ません。笑
一生懸命やればやるほどに黙っていられないので、そこで軋轢を起こし、嫌われるからです。
もし、会社員としてやっていくのであれば、やはり協調性が1番大切だと思います。
能力があれば有無を言わさず、ということもあるのかもしれませんが、大多数の日本企業は「現状をよりよく変える」ということよりも「業務を粛々とこなす」という人を求めていると思います。
私は正直、協調性よりも自分の主張を重んじてしまうので、組織の中ではどうしてもうまくやっていくことができません。
昔は普通に働いていたこともあるのですが、それを分かっているので、この時は一切発言しませんでした。
すごく静かに波風を立てず生きることに注力し、職場にあまり関わらないようにしていました。
考えることを放棄し、言われるがままに動いていたんですね。
ただそれはもちろん、ものすごくストレスの溜まることでした。
ですので、会社員は辞めたわけですが、私のような人間というのは組織の中に入ることには向いていません。
人生80年働くことを考えたとき、私は自分でお金を稼ぐ以外の選択肢が見つかりませんでした。
どうせどこかへ働きに行ってもうまくやっていくことができないし、正直、やりたくもないからです。
自分の主張を変えてストレスを溜めてまで、お金を稼ぎたくない。
だったら、自分の主張が通るように自分の能力を磨いて、それでお金を稼いでいくしかないですよね。
私は弟に「究極のワガママだね」と言われたことがあるのですが(笑)、私は貧乏よりも「自分が正しいと思っていることが通らないところで生きること」が何よりも苦痛です。
月100万もらって誰かに隷属するより、明日の支払いどうしよう?と悩んでいる方が楽なんです。
私はお客様からも「若いのに2店舗をやっていてすごいね!」と言っていただくことがあるのですが、別にすごくもなんともないんですよ。
人に雇われることができないので、この道で生きていくしかないから腹を決めているだけです。
あとは成り行きなので。笑
会社員としては落第な私ですが、事業主としては、これ以上ないほど向いています。
「常に確固たる信念があって、それに向かって邁進する」
「絶対にブレない」
「ポンポン言いたいことを言う」
会社員だとマイナスであったこの性格は、事業主になった途端「信頼」に変わりました。
特に、嘘つきの多いこのiPhone修理という業界では、私のような正直な人間は非常に重宝されます。
こんなに日本全国にiPhone修理店が乱立しているこの時代に、うちが全国から郵送でのご修理依頼をいただけているのがその証明です。
また、現代においては発信力が非常に大切です。
うちが私のこのブログで集客しているように、小さければ小さいほど、代表者の発信力というのが非常に大切になってきます。
iPhone修理技術研修の際に、私が受講生の皆さんに「ブログやSNS何でもいいから、とにかく自分の意見をしつこいくらい発信していってください」とアドバイスしているのですが、今までに開業して発信を続けている人というのは皆無です。
それくらい発信し続けることというのは大変だからです。
通常業務は通常業務であり、発信のための時間を作ってやっていかなければいけないので、本当にしっかりとした信念が無いと続けることは不可能です。
私が開業して2年半も経つのに何で未だにこんなに熱心に発信ができるのかというと、発信したいことが沢山あるからです。
様々な事柄に対して常に自分の意見というものがハッキリとあるので、ネタが尽きません。(たまにネタ切れを起こしますが笑)
それが続けられている理由です。
これも会社員であったら、すごく疎んじがられると思います。
私がみなさんの部下だと考えると、どう思いますか?
絶対に嫌ですよね。笑
クソ生意気だと思いますよね。笑
先ほど紹介した私の知人女性も、もし、起業して社長にでもなっていれば、取り巻く環境は変わったと思います。
自分の特性を早くから理解して、それに合うように生きてきていれば、その正義感や才能を無駄にせず、世の中を良くすることに使えたんだと思います。
今は正直、そんなことを求められる職場でも人材でも無いので、ハッキリ言うと、かなり厄介者になってしまっています。
ただこの女性が若い頃は女性が組織の長になるなんて、今よりもっともっと一般的ではなかったと思うので、違う道を考えるのも難しかったのかもしれません。
そういう意味では、不運もあるのかもしれないですね。
学生時代はもちろん勉強も大切ですが、学生のうちから「自分自身はどういう人間で、どういう場所で生きれば幸せなのか?」というのを考えることが、幸せに生きられる近道なのかも。
今は価値観が多様化していて、どんな人でもある程度社会は好意的に受け入れてくれるので、自分の感じる幸せを追求しても大丈夫です。
私は非常にラッキーな時代に生まれたと思っています。
この知人女性の話を聞いていると、適材適所って大切なんだなぁと思いますね〜。
私の理想は「小さな長の集合体」です。
同志が集まって、それぞれがそれぞれに責任を持ってやっていくこと。
私はその長として大枠は決めてお金を出すので、あとは現場の長が責任を持って決定し、実行して行ってもらう。これが理想形。
先日ちょっと触れた「後楽園店の場所を誰かに貸す」という件ですが、実は、iFoneターミナルの名前で誰かにやってもらおうと考えてまして。
今までは師匠が「iFoneターミナルの屋号を使って誰かにやらせたくない」という想いが強かったのですが、話し合いをしたところ「しっかりと研修期間を設けて、私たちの想いや方法を伝え、それを活かしてもらえるなら」という気持ちに変わってきてくれました。
新たに仲間になってくれる方を迎えることができるかもしれない可能性に、私自身はワクワクしています。
細かい条件等はまだ決めきれていないのですが、少なくともフランチャイズ契約のような奴隷契約ではなく、もっと自由な形で運営できるように考えています。
まぁ世の中願っても叶わないことの方が多いのですが、願いがあるならば、諦めず実行していけば何かしらはあるのかもしれないですね。
というか「諦める」か「やる」かしかないんだから、私の中では「やる」しか結論がないです。
話が適材適所から、諦めるかやるかの根性論に変わってしまいましたが(笑)、私は自分に合う環境に居ることができて恵まれています。
だから、別に360日中360日くらい働いていても、全然平気なんです。
私くらい主張の強い人は自営になるしかないですね。
もちろんその分、休みも無いし大きな責任はあるし、自分の人生を賭けなければいけないですけどね。
自分にとって大切なことを追求できる人生でありたいものですね。
そして、そういう環境に居ることが出来るのであれば、周りの人への感謝と思いやりを忘れずに。