iPhoneSE(第2世代)が届いた!

みなさん、こんにちは!

自粛生活もだいぶ長引いてきましたね。

以前は飲みに行けなかったり、自由に出掛けられずイライラしていましたが、もう慣れたので、ストレスも全く無くなりました。

私は元々適応力が高く、気持ちの切り替えも早いので、こういう性格は経営者向きのような気がします。

ただ、私の弟と奥さんが医療従事者なので、それだけが本当に心配ではあります。

私が2人のために出来ることは、残念ながら無いのですが、2人ともなんとか感染せず、健康に乗り切ってくれることをただただ祈っています。


では、iPhoneSEの話に参りましょう。

先日やっっっとiPhoneSEの第2世代が発売されました!

もう、私の悲願とも言えます。

実は今回は、予約開始直後にAppleオンラインで購入していました。

17日の夜9時から予約開始だったのですが、開始前からパソコンの前で待機していて、ビール飲みながら注文しました。

ですので、24日の午後には届きました。


こんなことしたのは、私自身も初でした。

iPhoneSE2のスペックや使用感は、他サイトでも散々紹介されているので、私のブログでは割愛させて頂きます。

ひとつ私の感想としては「iPhone8やん。」です。


さて、届いて早々に分解しました。

これが仕事なので、ここからが本番です。


画面を開けて、外して、構造を研究・・・。

研究結果としては、大収穫がありました!!!

うちにとっては非常に喜ばしい構造になっており、理想的な機種だと判明。

いや〜、ありがたい。

iPhoneSE2はすでに分解している動画がYoutube等に沢山アップされているので、気になる方はそちらをご覧ください。

うちは修理の技術を有料でお教えしている関係で、ネットに安易に分解動画や修理動画、パーツの情報などを載せることができないため、うちでは無料の公開はしません。

それが受講生の方への最低限の礼儀かな、と思っているからです。


なぜ私がiPhoneSE2の発売が悲願だったかというと、うちのような民間の修理店は、廉価機種との相性がいいからです。

iPhone8まではまだよかったのですが、iPhoneX,XS,11とハイスペックで高価な機種が続き、私自身はいやだな〜と思っていました。

販売価格が高い機種は、そもそも端末を買うのも大変ですし、パーツ代が高いという問題もあるので、揃えるのが大変なんです。

パーツ代が高いため、修理代金を上げざるを得ないですし、そもそも高価な機種は安易に民間の修理店に出す方が相対的に少ないので、客数自体も減少。

ですので、ハイスペック機種は民間の修理店とは相性が悪いので、私は近年のこの路線を苦々しく思っていました。


うちの今の主力機種は、iPhone6S・iPhoneSE・iPhone8、この3機種です。

この辺は気に入って使っている方も多いですし、修理料金もお得な価格に設定できるので、非常に相性が良いです。

修理の工程自体も難しくないので、リスクも少ないですし、不具合も発生しづらいです。

ですので、私はこの路線で修理を続けていきたいと思っています。

そういう意味での”悲願”でした。

やっとこの路線を継いでくれる新機種が出てくれて、ひと安心というところです。

今後かなりの数の修理を受けるだろうことを見越して、技術研修の機種にも追加しました。


先日、父がこんな話を教えてくれました。

ジャパネットたかたという会社がありますよね。

ジャパネットたかたは創業者の高田明さんから、ご子息の旭人さんに社長交代後、旭人社長はデータに基づく仮説と検証を繰り返し、8,000点あった取扱商品を本当に売れる600点に絞り込み、業績を伸ばしているそうです。

創業者の高田社長がカリスマ的な存在だったので、社長交代は杞憂されていたそうなんですが、そんなことはどこ吹く風、むしろ社長交代後、業績は以前と比べて伸びてきているそうです。

もちろん私は自分自身を高田社長と比べるほど浅はかではありませんよ。笑

ただ、ジャパネットたかたさんの例からも分かる通り、「何をやらないか?」を決めることが大切だということですね。


例えば、先日紹介したこの修理。

このiPadを修理した店舗名をお客様から伺ったので少し調べてみたのですが、ここはiPhoneの修理もやってるし、iPadの修理もやっているし、さらにXperia,Galaxy,Nexusまでやっていました。

私はiPadのこの1つの修理しか見ていないですが、この程度の修理しかできないなら、iPadの修理なんてやらない方がいいわけですよ。

この程度の修理の上がりしか出せないなら、お客様からの信用は絶対に得られません。

広く浅く適当に修理を受けたとしても、信用が取れないのであれば、必ずライバルに駆逐されます。

iPhoneにはiPhoneの、iPadにはiPadの、NexusにはNexusに精通した店が必ずあるからです。

あくまでも、これは私のいち意見として聞き流していただければとは思います。

ただ、父からジャパネットたかたさんの話を聞いて「何をやらないか?を決めること」の大切さを改めて感じました。

そして、現在、技術研修を受けて開業することを検討中の方は、このiPadの修理をした店舗を反面教師にしてほしいと思います。

広く浅くでは、人の心は掴めません。

要は、人間で言うと、八方美人は誰からも嫌われないかもしれないけど、強烈に好かれもしないですよね?

個人の店舗運営は、八方美人ではダメだということです。

八方美人では、勝てません。

逆に言うと、一部の熱狂的なファンさえ獲得できれば、楽に店舗運営ができます。

その勝ち戦略を、論理的に作る必要があります。

話を修理に戻しますが、うちは今後ますます廉価版と中古端末を中心に修理していく路線に邁進していきたいと思っています。

これだとコストも最小限、在庫も回るので、かなり効率がいいです。


このiPhoneSE(第2世代)が爆売れして、日本の主流機種となってもらえたら、最高です。

それを願いつつ、今日も粛々と修理を受けていこうと思います。

では、皆様、ご自愛くださいね!