バッテリーを交換しても改善されない

お客様には日頃からiPhoneに関する様々なご質問をいただきますが、1番多いのは「バッテリーの寿命はどのくらいですか?」という質問です。

iPhoneのバッテリーに明確な寿命というものはありません。

同じ期間でも過充電を繰り返したり、充電器に繋いだまま使用することを繰り返していると、劣化スピードは格段に早まります。

また、一般的に、容量の大きなプラスシリーズより、小さいiPhoneSEなどの方が劣化は早いです。


さて、これをご覧の方は、こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?

民間の修理店にバッテリー交換に出したのに、もちが改善されない(減りが早い)

この「バッテリーのもちが悪い(減りが早い)」という症状、必ずしもバッテリーが悪いとは限らないということをご存知でしょうか?

バッテリーの減りが早い原因がバッテリー自身ではない場合、バッテリー交換しても全く改善されません。

バッテリーの持ちが悪い原因にはどんなことがあるのでしょうか?

その症例とともにご紹介させていただきたいと思います。

この説明は私がご修理前にお客様に実際にご案内していることですので、宜しければ参考にしてください^^


まず、バッテリーの持ちが悪いという事には、細かく分けると2つの症状があります。

①100%から99→98→97→96→95と順々に減っていくが、そのスピードが明らかに速い場合

②100%から急に70%になったり、と思ったら30%になったり、ひどい時には急に電池が切れてしまう場合

大きく分けるとこの2パターンに分類されますが、どちらに当てはまりますか?


①はとりあえず置いておいて、②の場合。

これは、ほとんどのケースにおいてバッテリーを交換すると改善します。

この症状は、バッテリーの劣化が原因です。

”充電をすると急に増える”とか、”置いておくと急に充電がガツっと減る”とか、そういう「おかしな動きをする」というのは、バッテリーの劣化の典型的な症状です。

こういう状態のバッテリーは、設定からバッテリーの状態を見ると、最大容量が70%台や60%台ということが大半です。


「何か最近、バッテリーが変なんだよなぁ」という場合で、且つ最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリーを交換してあげる事で解決する可能性が高いです。

ただ、この最大容量の数値は、必ずしも正しいわけではありません。

端末によっては、誤表示しており、実際は80%を切っているにも関わらず、高い数値が表示されている場合があります。


自分で判断できない場合は、専門家に見てもらい、判断を仰ぎましょう。


問題は、①です。
この原因に関しては考えられることが4つあります。


1.バッテリーの劣化

この症状の場合にもバッテリーの劣化が考えられます。

上記に記載の通り、最大容量が80%以下なら交換時期です。


2.iOSの問題

「iOSのアップデートをしたら急に電池の持ちが悪くなった」という話を聞いたことはありませんか?

この場合には、そのOSとiPhoneの相性の問題になるので、バッテリーを交換しても改善されることはありません。

“iOSをアップデートしたら急に電池の減りが急に早くなったような気がする”という方は、まずは初期化復元を試してみてください。

一度iPhone内部をリセットすることで、症状が大幅に改善される可能性があります。

もし、それでもダメだった場合には、次のiOSのリリースを待つのがいいかと思います。

パソコンをお持ちの方は、iOSをダウングレードして前のiOSに戻してもいいかもしれません。

いずれにしてもこの場合は、バッテリーが原因ではありません。


3.基盤の問題

基盤というのは、iPhoneのデータがすべて入っている格です。

ここが故障することによって、電池のもちが悪くなることがあります。



この基盤が故障する原因としては、寿命・衝撃・水没、この3つです。

ただ、この基盤故障は、目で見て判断できることではないので、修理店で点検してもらう必要があります。

基盤故障が原因でバッテリーの減りが早い場合、バッテリーを交換しても改善されません。

これはメーカーにバッテリー交換を依頼しても、本体交換になる症例です。

この知識が無い民間の修理店は、「修理不可」の判断ができないため、交換しても改善しないにも関わらず、バッテリー交換をしてお金を取ってしまうところがあります。

また、知っていてもあえて言わないで、バッテリー交換をしてしまう店舗もあるようです。

さらに、点検自体を無料でやってくれるかどうかは、修理店によると思います。

基盤故障の疑いのある方は、状態・症状・使用歴などを話し、点検してくれるかどうか聞いてみるといいと思います。


基盤故障が原因となって、バッテリーの減りが早い場合の特徴的な症状としては、

スリープ状態で放置しているのに、いつの間にか残量が大きく減っている

こういう端末をお客様がバッテリー交換で持って来られた場合、私たちはいつもより時間をかけて点検しております。

ただ、難しいのは、この症状は「バッテリーの劣化が原因」となっていることもあるということです。

ですのでいずれにしても、自己判断では難しいと思いますので、専門家に見てもらうことをお勧め致します。


4.コピーパネルが取り付けられている場合

「非正規店で画面交換したら、バッテリーのもちが悪くなった」という症状。

大抵の非正規店では、フロント画面の交換にコピーパネルを使用しております。

端末によっては、コピーパネルを取り付けると、バッテリーのもちが悪くなるものがあります。

こういうものは取り付けられているコピーパネルが原因なので、画面交換をする必要があります。

まず先に、きちんとした画面を取り付けてから、改めてバッテリーの状態を点検してもらってください。

「コピーパネル」と「液晶純正パネル」品質の違い


上記、2・3・4いずれかに該当する場合には、バッテリー交換してももち(駆動時間)は改善しません。

修理店によっては10分程度でバッテリー交換を終わらせているところもあるようですが、これでは適切な点検を行えるとは思えません。

民間の修理店にバッテリー交換を依頼する場合、修理時間や気軽さで選ぶのではなく、きちんと点検してくれるかどうかで選ぶことをお勧めします。

そうでないと、「バッテリー交換したのに全然改善されない・・・」と、お金をドブに捨てることになります。


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個人的な経験から申し上げると「民間の修理店にバッテリー交換に出したのに、もちが改善されない(減りが早い)」という場合は、基盤故障で修理不可のことが多いです。(①の3)

この場合もう直りませんので、諦めて買い替えましょう。

ただ、買い替える前に「どうしても見てほしい」という方もいらっしゃるかと思います。

その場合は無料で点検してあげますので、当社・取手店までご連絡をお願い致します。

また、最終的に端末が基盤故障しており修理不可の判断となった場合、買い取ることも可能です。

いすれにしましても、点検をご希望の方はお問い合わせをお願い致します。

皆様の参考になりましたら幸いです。

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