【iPhone6】安いは劇薬

記事内のフロントパネルの名称表記について

【2021年3月15日更新】

記事内に登場します液晶純正パネルは、現在、液晶再生パネルに表記を変更しております。
あらかじめご理解の上、読み進めて頂けますと幸いでございます。
なお、名称を変更しただけで、パネル自体に変化はありません。

先日、取手店にてご修理を承らせて頂きました、お客様のご修理事例をご紹介させて頂きます。

お客様、ご来店誠にありがとうございました^^

本日の機種はiPhone6です。

実は、今回のお客様、オープン当初から、ご家族皆さんで、当社をご贔屓にしてくださっております、私にとっては神様のような方です!

「お客様は神様だ」ということを言う人がいますが、誇張なく、当社にとっては、神様のような存在の方です^^

いつもありがとうございます。

今回は約8ヶ月ぶりくらいかな?

久しぶりにお電話を頂きまして、今度はご家族の方が画面を割ってしまったということで、液晶純正パネルへの交換をご依頼いただきました。

お話させていただくのはご無沙汰だったので、元気なお声を聞けて嬉しかったです^^

こうやって、1度利用していただいた方に信用していただき、ご家族やご友人など大切な方へお客様の輪が広がっていくのは、経営者として感無量の喜びです。


あなたがお店を「信用」とか「信頼」するときって、どんなときですか?

私自身は「商品の品質が良かった時」です。

安さは、確かに何にも代えがたい大きな武器です。

私も安いものは大好きです。

ファストファッションだって買うし、ファーストフード店にだって行きます。

しかし、ファストファッションは、シーズンが終われば全部捨てるし、ファーストフードは、正直どこの店舗でもいいです。

でも、高くても、気に入って頑張って買った良いものは長く大切に愛用します。

そして、気に入ったレストランやカフェを、ファーストフードの料金と比べることはしないし、こういうお店には大切な人と一緒にわざわざ行きます。

私は、個人店はここを目指さなければいけないと思っています。

個人店は、誰かにとって「代われない店」にならなければ生き残っていけません。

それは絶対に「低価格なこと」ではありません。

安くするなんてことは、金さえあれば馬鹿でも出来ます。

もちろん、品質の割に高ければ、お客様はファンにはなってくれませんが、高くても高いなりの品質を提供し、高い理由を理解してもらえれば、必ず支持してくださる方が現れます。

それが、私にとっては、今回のお客様のような方なわけですね。

「少しでも安く」と血眼になって1円でも安いコピーパネルを探すのではなく、自分にとって「神様」となりうる方を1人でも多く見つけることが個人店の正しい努力だと私は思っています。


じゃあ、何で当社がコピーパネルを、それも(茨城に限っていえば)他の店より群を抜いて安く提供しているのかというと、私や当社のファンになど絶対になってくれなければ代わりなどいくらでもいるけれど、安ければ、必ず需要があるからです。

またこれも難しい話ですが、料金を1番安く設定している限りは代わりはいないんですよね。

取手店に限って言えば、1日1件は必ずコピーパネルの交換修理があります。

もちろん店のファンになどなってもらえないし、意味不明なクレームすら付くこともありますが「安ければ安いだけいい」という確実な需要があるんですね。

しかし、コピーパネルにリピートや紹介は全く期待していません。

ここは割り切ってます。

多分、お客さんの方も、低品質な部分は割り切っているので、お互いに割り切った関係で「コピーパネルの修理」は成り立っているんだと思います。

だから、塩梅ですよね。

どっちを取ってもいいと思うけど、ただ、コピーパネルを必要悪として置いている私のやり方は、本当は褒められたもんでは無いと思います。

これは私自身も「逃げ」と認識しています。

ずるいというか汚いというか。

料金形態を変える気はないですが、かっこよくはないとは思っています。

ということで、またいつものように話が脱線してしまったのですが、今回のお客様はiPhone6のガラス割れ→液晶純正パネルへの交換で、ご修理料金は8,980円でした!

お客様、ご利用誠にありがとうございました^^


誰だって安けりゃ安い方がいいけれど「安い」だけではお客様はついてはくれないということを、私はこの2年間で身を以て学びました。

「安い」は劇薬です。

私がコピーパネルをやめたくてもやめられないように、手を出すと最後、2度と手放せなくなってしまう麻薬のようなものかもしれませんね。

そしていつか破滅を招くものなのかもしれません。