「incell」インセルタッチパネルってなに?

みなさま、こんにちは!

最近、経済のニュースを見る度に「実店舗を増やして商売を拡大していくことは大きなリスクがあるな」と恐怖におののいています。

コツコツコツコツ、一生懸命育ててきた商売が、ある日突然天災によってぶっ壊され、すべてを失うことになる。

それなら今まで何の意味があって、仕事に打ち込んできたのか?

想像しただけで、非常に悲しく、落胆した気持ちになります。

曲がりなりにも経営というものに携わっている私は、多少なりとも野心があります。

今までは、商売を大きくすることこそ善であり、店舗経営者は店舗数の数がひとつのステータスでもあったと思うのです。

私も店舗数を増やしたいという想いは、どこかにありました。

ただ、コロナ流行による経済ニュースを見ていて、私は、それよりも、

有事の際にいかに潰さないか?

潰すのであれば、いかにスムーズに潰せるか?

いかにネット(非対面)での売上を持っているか?

平時にこそこれらを意識して、商売しておくことの重要性を痛感しました。

普段から私自身はこういうことは多少は考えていて、意識して動いてはいました。

なぜなら、取手店も後楽園店も、正直、いつ何時失くなっても驚きがないほど、絶妙なラインで成り立っているからです。

ですので、対面での修理と同様、遠方からの郵送依頼を頂けるように、普段から他店舗との差別化を図っています。

また、ネットでの中古端末販売に力を入れており、こちらは日々成長を続けています。

でも、これでもまだまだ全然足りないことを痛感しました。

私も店舗数は多ければ多いほどいいと思っていたのですが、このコロナ流行で「むしろ店舗なんていらない」と思い始めました。

いらない、というか、店舗に頼らず、どこでも稼げるように、もっとネットでの集客と非対面での売上を増やしていかないと「有事の時にヤバイ」という危機感をさらに強く持ち始めました。

有事というのは、パンデミックだけでなく、大規模災害もそうです。

店舗数至上主義で、店舗拡大にすべてを費やすことは、恐ろしいですね。

このコロナ騒動は、私の商売感を大きく変えるきっかけにもなりました。

若い時に(30歳なのでそこまで若くはないか)こういう経験をしておいてよかったです。


さて、前置きが長くなりましたね。

今日はコピーパネルの話をします。

少し前に、うちが運営サポートをしている店舗の店長さんから、こんな質問を受けました。

仕入先のパネル購入ページに「incellパネル」という商品があるのですが、これは何でしょうか?

「インセルパネル」

ここ半年〜1年くらいで出回り始めたパネルで、最近は販売業者がこぞって推している商品です。

インセルパネルは、従来のコピーパネル以上純正パネル以下の”コピーパネル”らしいです。

うちも半年くらい前に一度、iPhoneXとiPhone8Plusのインセルパネルを購入して検証したことがあります。

インセルパネルは、従来のコピーパネルの「画面が暗い(輝度が低い)」「色味が悪い(青いものが多い)」という特徴を改善し、より明るく色味も純正に近付けたパネルらしいです。

2012年の記事ですが、インセルについて詳しく解説した記事を見つけましたので、掲載しておきます。

https://www.hummingheads.co.jp/reports/feature/1210/121001_02.html


うちのブログでは、もう何度となく「他の非正規店に画面交換に行くと、その多くの場合で、コピーパネルを使っていることを説明してくれず、勝手に取り付けられる」という話をしていると思います。

ですので、この業界では「客に勝手に取り付けてもバレない高品質なコピーパネル」というものが求められています。

そういうニーズ、勿論これは日本だけではなく、世界中にニーズがあります。

日本人は他の国に比べたら、全然お客様にコピーパネルのことを説明している方だと思いますよ。

私が実際に検証したわけではなく完全憶測で恐縮なのですが、世界を見たら、コピーパネルのことをちゃんと説明している店舗など全体の0.1%とかなんじゃないですかね。

数年前に短期間だけ付き合いのあったパネル販売業者が「日本のお客さんはうるさいから、日本には全体的に品質の良いパネルを回して、海外(アメリカやヨーロッパ)には日本には流せないレベルのものも送っている。これでも欧米からはほとんどクレームは来ない」

という話をしていました。

うちには「他の非正規店に画面交換に行ったら、画面が暗くなった!色味が変になった!タッチの反応が悪くなった!」と怒って再修理のご依頼をしてくださる方が少なくないですが、上記のパネル屋から言わせると、これでも良い方らしいですよ(笑)。

この業者には「色々な意味で、付き合いきれない人だな」と感じ、苦笑してしまいました。


こういうクレームを少しでも減らすために開発されたのが、この「インセルパネル」なんじゃないでしょうか。

私はあまり詳しくないのですが、どうやらiPhoneの純正パネルも「インセル」というものらしい?

要は「純正と同じ製造工程を取っているコピーパネル」みたいです。(間違えていたらごめんなさい)


サポート店様にご質問を頂いたので、少し調べてみたのですが、このインセルパネルは大抵のパネル屋さんで、コピーパネル以上再生パネル以下の価格で販売されていました。

では、肝心の質はどうなのかというとですね。

これは私と千葉の個人的な感想ですので、その点はご了承いただきたいのですが、私たちは、

「確かに従来のコピーパネルよりは明るいけど、所詮コピーだな」と感じました。

良い線はいってますけど、コピーパネルであることは明白でした。

やはり操作感ですよね。

これだけがどうしても偽物では、純正の滑らかさが出せないようです。

ただそれでも、普通の人には確かに言わなきゃ分からないかもしれません。

ただし、うちにご依頼いただくような感度の鋭い皆様は、おそらく違和感を持つと思います。

そういうレベルです。

価格通り、まさに”従来のコピーパネル以上再生パネル以下。”


それと、インセルの大きな特徴のひとつに「TrueToneが移植できる」というものがあります。

従来のコピーパネルはTrueToneを移植することができなかったのですが、インセルコピーにはTrueToneのチップが内臓されているようで、画面交換後もTrueToneを維持することができます。


これがインセルコピー最大のメリットです。

ですので、今は画面交換後TrueToneが消えていないからと言って、コピーが付いていないという判断は出来ません。

むしろ、TrueToneの移植できるコピーパネルである可能性の方が高いと言えます。


パネル屋さんがインセルコピー推しの状況を見ても、今後益々インセルコピーの存在感は強まってくるように思います。

コピーパネルの質が上がること自体は、非常に喜ばしいことであります。

もしかすると今後、コピーパネルは主流がインセルパネルに変わっていくかもしれませんね。

ただ、所詮コピーパネルであるということは変わらないですし、うちをご利用くださるお客様のような方には、満足いただけるような品質ではありません。

勿論その分インセルコピーは安価ですので、仕方のないことではありますけどね。

うちは「コピーパネルは徹底的に安く」というのがモットーなので、従来のコピーパネルが販売されている限りは、うちはインセルコピーを使うことはありません。


メーカーが日進月歩進化しているように、民間側もどんどん進化しています。

インセルコピーについては、うちは積極的に使っていないこともあって、正直この程度の情報しか持っておりません。

ただ、うちはご質問頂いた方以外にも、サポートしている店舗様、今後サポート予定の店舗様があるので、その方たちに向けてもインセルコピーについて知っている限りで記載しておきます。

一般の皆様の参考にもなりましたら幸いです。

諸々、不正確なところ、間違い等ございましたら、ご容赦ください。

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